ポリテクカレッジ滋賀(近江八幡市)で開催された京都鴨川建築塾に参加しました。
木構造について何度も講義いただいている山辺豊彦先生の解説を受けながら、木造住宅でよく使われる材料と木材の接合方法(仕口・継手)によって作製された試験体が、地震により壊れた結果を目視と数字で確認しました。
構造体が壊れるのを目の当たりにすると、木材の使い方や作り方によって大きく結果が変わってくることを体感することになり、現場での作業ひとつひとつが災害から住人の命を守ることに直結していることを改めて認識させられました。
圧倒的な地震力に対して木構造で抵抗するのは無理があって、いかにうまく壊れて地震力を逃していくか。
結局、住人の命を守るには、突然壊れるのではなく、構造体の粘りにより主要部分が守られるように造ることが大切であることを学びました。
家づくりの知恵に活かしていきたいと思います。