【終了】森のお手入れ 林業体験

3年ぶりとなった、春の恒例行事の林業体験。
今年は、お施主様限定で開催させていただきました。
久しぶりに見た森は、木が随分と大きく育っていて、驚かされました。

真っすぐに育てるために密植した木を、ある程度混み合ってきた段階で間引く、間伐という作業を行いました。
木を育てる大変さ、こうやって家ができているんだということを、子供も大人も一緒に体感できました。

使えるようになるには、あと50年くらいかかる、との山師さんのお話に、気が遠くなりそうになりながら、家を形作ってくれる木が育つ環境に、意識を向けることができた一日となりました。

家具づくり

改築の現場では、木工事の最終段階となり、大工さんによる家具の製作が進んでいます。

お父さんのカウンター机。天井が低いため、掘り込み床になっています。

大工さんが、丁寧に作ってくれています。

カバーが外れる日が、楽しみです。

続いて、あらかじめ加工場で 2枚を剥いだ(くっつけて)杉の板が 、搬入されてきました。大きい!

こちらは、リビングのベンチになる予定です。

日に日に家の中の様子が変わっていく、楽しい工程です。

イバラ

今春4月に林業体験イベントを行うことになりました。コロナ渦の中、3年ぶりの開催です。

久しぶりなので、会場になる大森の山林の状態を確かめに行ってきました。

まだ雪の残る小川の畔には、放置していたのでサルトリイバラが大きくなっていました。

この茨(イバラ)は誠に厄介で、枝の先の方のとげが先から反対に付いているので、その名の通り取りサルでも簡単には逃れられないと思います。

小一時間かかって小枝から丁寧にカットして問題ない大きさに切り縮めてきました。

これで一安心。林業体験イベント開催できそうです。

背くらべ柱

建て替えのため、永く住んできたお宅を取り壊した際に、1本の柱をお預かりしました。

お孫さんの背丈が刻まれた、思い出の柱なんだそうです。

この柱をどこかに使ってもらえませんか、ということで、大工さんと相談。

新しいおうちの階段手すりの支柱として、利用することになりました。

お正月などの節目には、たくさんの親戚が家に集まって、お料理をふるまい、楽しい時間を過ごされたとのこと。

賑やかな思い出と共に、新しい暮らしが、もうすぐ始まります。

改築工事を終えました。

鹿ケ谷哲学の道の畔で、築15年ほどのお宅の改修工事を終えました。

キッチンは対面式になり、裏面のサッシは取り外し、トップライトを取り付け広く明るくなりました。

モザイクタイルが彩を添えます。

和室は桧の板間に、階段下には収納スペースを設けることができました。

壁は、ビニールクロスを取り払って珪藻土の塗り壁に。

無垢材をふんだんに使って、明るく木の香りが気持ちいい空間が出来上がりました。

【終了】完成宅のご案内-東寺の家-

東寺の家


illust

永く住み継いできた慣れ親しんだ土地に、変わりゆく家族のカタチに合わせて住み替えるためのお家ができました。

スペースが限られているからこそ、本当に必要なものは何なのか、改めてお施主様と見つめなおしました。
暮らしの中で、ほんのささいなことでも、大事にしたいこと。

季節のお花や、掛け軸をしつらえること
日々、家族の思い出を感じること
大切な道具をしまう場所
一人で過ごす時間、家族と過ごす時間、どちらも気持ちよく大切にしたい。

京都特有の、細く長い敷地。
通りに面した和室の窓からは、木格子越しに外の様子をうかがえます。
かつての面影が残る、和のしつらいの外観です。
おおらかな勾配天井が広がる、明るい空間の2階では、家族がそれぞれ、ゆったりと時間を過ごせます。

国産の無垢の木と、光を美しく反射させる珪藻土の塗り壁を基調とした、主張し過ぎない、プレーンなインテリア。
木と自然素材でできた、気持ちのよい空間です。皆様ぜひご体感ください。




■3月25(金)26(土)27(日)10:00-16:00

・お申し込み時に、ご希望の見学日時をお伝えください。
・30分に1組ずつのご案内となります。他のお客様と重ならないよう配慮しておりますので、時間厳守にご協力ください。
・お施主様のご厚意により、ご入居前のお宅を見学させていただきます。十分にご配慮いただきますようお願いいたします。
・マスクの着用および手の消毒にご協力ください。
・当日、体調の優れない方は、参加をご遠慮いただきますようお願いいたします。

■会場 京都市南区

・お申込み時に、詳細をご案内いたします。
・近鉄 「東寺駅」、JR 「西大路駅」より徒歩10分程度です。

■チラシはこちらから>>

刻む

木の家は、柱と梁をつないで組み立てます。

柱と梁の接合部の細工を「仕口」、梁と梁をつなげるための細工を「継手」といいます。

彩工房では、仕口や継手の加工を、大工さんが手仕事で行っています。

のこぎりや、のみを使って行う、この作業のことを「刻み(きざみ)」といいます。

機械ではない、人の手から手へ、受け継がれてきた職人さんの技。

工業化で合理化された家づくりが主流の現在、この技は、とても貴重なものです。

「刻み」という作業は、木を刻むという意味を超えて、「思い」をも刻む。

これから建てる家への、大工さん達の思いもまた、刻まれているように感じます。

先日、そんな思いの詰まった柱や梁を組み立てる、上棟の日を迎えました。

お客様にとっては、図面や打ち合わせの中で膨らんでいた、新しい生活への想像が、現実味を帯びる瞬間でもあります。

「ここが、こうなるんだな!」と空間を味わいながら確認されていました。

無垢の木の香りに包まれながら、ご家族、大工さん、皆で工事の無事を祈願しました。

大工さんが繋いでいく家

年明けから、新しい改築工事が始まりました。

まずは、壁と天井材の撤去からスタート。

始めは改築の想像がつかないご様子だったお客様ですが、タイル選びなどを通じてイメージが徐々に湧き、照明なども用意して、とても楽しみにしてくれています。

昔ながらの大工さんのやり方で建てられた家は、大工さんが改修しやすいつくりです。

長く使っていただける家となるように、工事を進めていきたいと思います。

格子

昨年から改築を進めてきた現場。そろそろ終盤です。

元からあった玄関ポーチの格子は、数十年経ってもさほど傷んではいなかったため、綺麗に洗って、塗装をしました。

綺麗に木目が出て、木が美しさを取り戻し、喜んでいるように見えました。

少し経年変化は感じますが、それもまたよい味になっています。

新しい部分の木とも仲良くやってもらいながら、これからまた数十年、玄関を彩ってほしいです。

タイルもやり替えて、玄関は見違えるようになる予定です。

初売り

年明け早々、大工さんと、木材市場の初売りに岐阜まで行ってきました。

一本一本、一枚一枚セリ落としていきます。

京都では手に入りにくい、広葉樹や幅広の木の調達です。

250人ほどの参加者で賑わっていましたが、セリが終わったころには日が暮れていました!