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宝物ひろい

夫と息子2人が山歩きに出かけて、石やら葉っぱやらをたくさん拾ってきました。自然素材好きの私には、我ながら「ううむ!」とうなってしまうような良い品ばかり。喜んで早速部屋の中につるしたり飾ったりしました。

子供のころからこれはと思う木の実や葉っぱを見つけると、拾って持ち帰る癖があります。小さいころ、幼稚園の帰り道に見つけたまるい小さな緑色の石。何かが生まれてくる卵のような、宝石のように感じ、ずっと宝物箱にしまいながら、今まで持っています。

学生時代にアルバイト先の友人が、南米で拾った貝殻を見せてくれました。カタツムリのような形をした、色とりどりの鮮やかな貝はあまりに美しく、頼み込んで一つ分けてもらいました。
引っ越しをした際、部屋からどんどん出てくる石、葉っぱ、木の実、珊瑚、貝を捨てそうになる友人を、慌てて止めて梱包した話は、いまだに集まると話題にされてしまいます。いや、あれは部屋のそこかしこに乱雑に置いていたのがいけなかったのかもしれませんが。

大人になってから、水着で入れる海に隣接した露天風呂に母と出かけたことがあります。崖を降りて大きな緑色の石を拾ってきた私に、「でかした!これはいい石だ!」と言い放った母に、遺伝子のつながりを感じさせられました。

そんな私なので、葉っぱや石を部屋に飾っている人を見かけると、勝手に親近感を抱いてしまいます。
今は、子どもと一緒にいると堂々と拾えるので、子育てして得をした気分です。


by N

彩工房コーディネーター。
田舎の古家を買い、自分たちで改修しながら子育てをしています。