トップページ > 生命の家づくり ー燻煙熱処理ー


彩工房では、宇治市笠取にある工作所で、木材を加工しています。
ここには、木材を燻煙熱処理する炉、処理を終えた木材を大工が刻む加工場、資材の在庫を管理する倉庫があり、ここから各現場へと、家になる木材が運び出されていきます。

日本では昔から、木材加工技術として木を燻す(いぶす)ことを行ってきました。燻煙熱処理とは、燃料である木くずを燃やし、密閉状態で木材を燻す方法です。

現在主流である高温乾燥は、高い温度で急速に木材の表面を乾燥させるため、木材の内側が割れてしまういわゆる「ミカン割れ」が問題となっています。

燻煙熱処理は、高温乾燥よりは乾燥に時間がかかるものの、ミカン割れを防いで強度が高く、さらに腐りにくい、上質な材をつくることができます。

また、今日でも行われている天然乾燥は、1年ほどかけてゆっくりと乾かしています。燻煙熱処理は、炉の温度を調整しながら、天然乾燥と人工乾燥の間ぐらいの速さで木材を乾燥させる技術です。

また燻煙熱処理の燃料にしている木くずは、隣の加工場で木を削る際に発生するものです。再生可能なバイオマスエネルギーであり、環境にもやさしいのが自慢です。

加工場では、毎年薪割大会を開催しています。加工場や炉の見学もできますので、ぜひお越しください。


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