生命いのちの家づくり

地球が美しいのは生命に満ち溢れているからです。
森林は多くの生命を育み私たちに人間にとってもかけがえのないものです。
100年育った木で100年暮らせる家を作り、自然との触れ合いの中で自然を慈しむ人が育ち、また自然環境を守っていく。
この連環が新しい生命を育み、地球は美しくありつづけるのです。

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自然エネルギーと暮らす



敷地をまどる


彩工房の家は、自然の風や太陽の熱などの自然エネルギーを活用しながら、なるべく冷暖房設備を使わずに暑さや寒さをしのぐことができる、人と環境にやさしい空間です。

そのために設計段階から、敷地に対する太陽の向きや風向きを把握し、季節に応じて太陽光、太陽熱、風を有効的に取り入れられるよう計画します。

開口部は風向きに合わせて設け、空気が家の中を循環するように配慮しています。

それにより自ずと室内が換気され、換気扇に頼らずに部屋の空気を入れ替えることができ、冷房機器の使用量も減らすことができます。

さらに風上側に庭を配置したり、南側に落葉樹を植えることで、夏は涼しい空気を取り入れ、冬は日当たりよくすることができます。

こうして自然エネルギーを基本とした家は、空調機器によって室内環境が常に一定に管理された家とは異なり、季節の移り変わりを感じながら、安らぎの中に心身の健康を保つ環境をつくり出すことができますし。

さらに自然エネルギーが活用できるように、薪ストーブやペレットストーブ、コンポスト、雨水タンク、太陽熱温水器の利用もお勧めしています。


夏開けて、冬閉じる


夏は蒸し暑く、冬は寒さが厳しい京都では特に、温度の変化をしのぐ必要があります。

庇(ひさし)を工夫して設けることで、夏は日射しを遮り、冬は太陽の熱を最大限取り入れて部屋を暖めるようにします。

また京町家において培われてきた知恵を生かし、火袋による換気のしくみを取り入れ、屋根の上に越屋根を設けています。

暖かい空気は上に、冷たい空気は下に移動するという特性を活かし、壁体内通気工法「ソラリ」(ソーラー・リソースシステム)という独自のシステムを採用しています。

越屋根と床下の換気口を夏は開け、冬は閉めることで、夏は熱を逃がし、冬は熱を蓄えるしくみをつくっています。部屋の温度差が減り、家じゅうが自然な暖かさとなります。

快適なだけでなく、冷暖房機器の効率を上げ、湿気を防ぐことができます。



彩工房の家 施工イメージ >