たとえ家で過ごす時間が少なくても、家は寝て、食べて、お風呂に入り、一息つける、もっとも無防備な自分でいられる特別な場所。
住まいの快適さは、広さや設備だけで決まるものではありません。
私たちは光や風、素材の肌触り、香りなどを通して、その場を感じ取っています。
「なんだか居心地がいい」
「ここにいると落ち着く」
そんな感覚は、こうした目に見えない要素が心地よく調和しているからかもしれません。
私たちの身体は、思っている以上に周囲の環境から影響を受けています。
だから、家づくりにおいて素材選びはとても大切だと考えています。

彩工房では、心身ともに健康に暮らせる住まいをつくるために、自然素材をベースに、有害な化学物質が悪影響を与えることのないような家づくりに取り組んでいます。
日本の住まいには木が適していると考えています。
そして木の特性を充分に活かすには、育った地域の気候や風土に近い環境で使うのが理想的です。
だから私たちは、国産のスギやヒノキを無垢材のまま、構造や下地、内装に使います。
無垢材は、家になってからも湿気などの水蒸気を吸収したり吐き出したりと呼吸し、さらに時間の経過とともに経年変化を楽しむことができます。
日本の木材自給率は43%(林野庁:令和7年1月16日)です。木を海外から運んでくると多くのCO2が排出されてしまいますが、地域の木を使うことで、このCO2発生を軽減することができます。
木材の輸送に伴う環境負荷を数値化した「ウッドマイレージ」という指標がありますが、京都府内産木材認証制度で認められた地域材を積極的に使うことで、木材の輸送距離を短くし、ウッドマイレージを抑え、環境に負荷をかけない家づくりを心掛けています。
国産材と自然素材にこだわり、住まう人が心地よく暮らせること、そしてその素材をはぐくむ森や環境を健やかに未来へつないでいくこと、その両方を大切にしたいと考えています。

