京町家

久しぶりの投稿となります。

京町屋の改装工事が始まりました。

解体とともに、長い長い年月の痕跡が見えてきました。

写真は、先日までフローリングが張られ、台所があり、現代的な暮らしをされていた場所。

壁や天井をめくると竹小舞の下地の土壁、黒い柱や梁が現れました。

きっと、かつては、おくどさんのある、吹き抜けの通り庭だったのではないかと思います。

築年数は不明ですが、かなりの年月、この柱梁が、大きな地震や台風にもしっかり耐えて生き延び、時代とともに変化していった生活のスタイルを受け入れ続けてきたんですね。

「立派な柱やなー」「しっかり残ってるなー」現場では口々に感嘆の声が上がっておりました。
本当にすごい事ですよね。古くから培ってきた伝統的な建築、技術のすごさを、改めて思い知らされました。