古さと新しさと

京町家の改装工事を無事に終え、お施主様にお引渡ししました。

時を刻んできたからこその風格ある空間の中に、新しいものをどのように加えていくのか。

古い柱梁、建具、照明器具など、「残した」部分と、新しく「作った」部分が、違和感なく共存していくよう、素材や空間の作り方に工夫と検討を重ねました。

これから、暮らしを積み重ねていかれる中で、きっと「新しさ」が「古さ」に馴染んでいくことでしょう。

これからも京町家として、この場所に佇んでいると思うと、とてもうれしいです。