先日、彩工房暮らしと住まいのセミナーにて、「千年の一滴 だし しょうゆ」の上映会と、森かおるさんのミニ料理教室を、味噌汁スタンドsatosanと共催で開催させてもらいました。
映画に登場する酒蔵は、菌が住み着いているため、建て替えることができず、少しずつ改修しながら使われているというお話でした。
菌も人と一緒に暮らしているのですね。
近頃は特に抗菌作用が謳われる製品も多いですが、抗菌し過ぎて菌がいなくなってしまうと、本物の醤油やみそ、お酒、パンはつくることができません。
人にとって、良い菌と悪い菌、うまく付き合いながら暮らしていきたいですね。
森さんのお話からは、効率ばかりを重視すると、発酵する時間を待つことができない。
「簡単、便利」を追求しすぎると 増粘剤や保存料などの化学調味料でつくられた食品になっていく、とのお話に、家づくりにも通ずることがあるように感じました。
すぐに簡単にできる家を目指していくと、体や自然への影響は後回しになってしまいます。
自然素材のよさを活かし、うまく付き合っていく、長い間培ってきた人類の経験と知恵を大切にしていきたいです。