炭化コルク施工中

コルクといえば、ワインの瓶の蓋を連想するでしょうか?

まさにそのコルクを、彩工房では基礎部分の断熱材に採用しています。

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一般的にコルクとは、地中海沿岸の限られた地域で群生する、コルクガシの樹皮です。

私たちが断熱材として使っているコルクは、このコルクガシの粒を型にはめ込み、300℃~400℃の蒸気加熱と圧力を加えて炭化させてあります。

 

コルク自身のヤニで固まるため接着剤を使用せず、まさに天然コルク100%です。

無数の気泡が含まれるコルクは、断熱性能とともに、耐腐食性、防虫性などの優れた性質があります。

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原料となるコルクガシは、持続的に使えるように、適切な管理がされていると認証された森林のものを使用しています。

このコルクガシ、150~200年の寿命を持ち、樹皮を剥ぎ取っても、9年毎に新しい樹皮を収穫することができるそうです。ずっと使っていけるというのが嬉しいですね。

石油系や他の自然素材の断熱材と比較して、劣化が少ないため、住宅になった後も、長く家を守り、温めてくれる優れものなのです。