組み替え

改築現場では、新しい間取りに合わせて柱の位置を変え、構造となる木を組み替えました。

なるべく以前の構造はそのままに、どうしても変えたい箇所のみ、以前の意図を汲みつつ家が弱らないように、新たにがっちりと組み替えます。

焼けた古い材と、白い新たな材が組み合わさっている

こうやって職人さんが状況を判断して作業ができるのも、同じ伝統的な木造軸組の工法であるから。

メーカー独自の工法の場合には、なかなかこのように対処できず、構造部分まで手を入れることはできません。

構造材を組み替える一山を超えると、大工さんたちは早速新しい間取りの造作に取り掛かっています。

こちらも職人さんのスピードに負けないように頑張らなくては。

棟梁の早業

大規模改修の解体工事が始まりました。

家をつくるのも速い大工さんたちですが、解体も、もの凄いスピードです。

 

なんだか棟梁の動きが速いな、、、と、よく見ていると、ん!

脚立を足で操り、脚立から降りずに空中を移動しているではないですか(写真左)。

 

先の読みにくい、期待と不安の入り混じる改築工事。

どうか無事、安心してお客様に引き渡すことのできる家になりますように。

 

 

 

日よけ

毎日暑い暑い。

経験したことのない暑さに、新しい時代の到来をうっすらと感じます。

 

お客様から、テラスへオーニング設置のご依頼をいただきました。

上からと横からの日差しを遮ることのできる、可動式のオーニングです。

なるべく厳しい日差しを避けて、風を通したい。

グリーン色が、暗すぎず、明るすぎず、ちょうどよい明るさとなりました。

暑さをどうかわしていくのか、これからの人類の大きな課題になりそうです。

 

解体

たくさんの思い出を胸に、古い家とのお別れです。

職人さんたちは、暑さと闘いながらの解体作業が始まります。

この桜の景色とも、しばしのお別れ。

新しい家では、ダイニングから眺められる予定です。

 

お餅つき、お花見、梅干しづくり。楽しい想い出は、次の家に受け継がれます。

事務所に棟梁が

ここ数日、事務所に棟梁がいます。

トントン、とくぎを打つ音。ビーン、と木を削る音が、一日中響いています。

 

実は縁あって、事務所のお隣にギャラリースペースを作ることとなりました。

ここに窓ガラス、ここにドア、と、ひょいひょいと作っていく、まさに自由自在の棟梁。うらやましくなります。

写真を撮っていたら、服脱ごうか?と言ってました。。。

 

先日建築現場をご案内したお客様が、木の香りを喜んでくださっていました。

 

彩工房の家は、基本は合板を使わないので、建築現場には木のアロマが漂っています。

 

家は木でできている、事務所も木でできている、当たり前だけれど、なかなか忘れてしまいがちです。

読書スペース

完成から9年経ったお宅のリフォームです。

薪ストーブの煙突と、飾り棚のある吹き抜けスペースに、お施主様のアイディアで、読書スペースとなるベンチを作成させてもらいました。

これは、新築時の様子。杉の床板は、まだ白太(しらた)と赤身(あかみ)の色合いがハッキリしていますね。

 

こちらは現在の様子です。飾り棚が可愛く飾られています。

そして、でき上がったベンチがこちら。手すりを一部取り外して造りつけています。

二階の廊下に、楽しい読書スペースの完成です!

 

楽しい思い出を

できる限り自然素材にこだわった、マンションリフォーム。

子育ての大切な思い出が詰まった部屋が、週末に大人が楽しむための場として生まれ変わりました。

グリーンを望める窓を主役にした、無垢板の床が気持ち良い、大空間が広がります。

実は、この空間は3部屋に区切れるようになっています。

まずは襖を引き出すと、個室ができます。

さらに中央にあるカーテンを引くと、3つの部屋に分かれることになります。大人数でも泊りがけで楽しむための工夫です。

 

玄関周りの様子。

下駄箱にスライド式のコート掛け、ベンチ、

手すり、カバンを掛けられるシェーカーペグといった工夫がたくさんあり、充実しています。

今回設計されたのは、田中ナオミアトリエの田中さん。とってもポジティブな田中さんに、こちらまで元気をいただきました。

これからも楽しい思い出が、どんどん作られる空間になりますように!

上棟式

先日、雨の合間をぬって、無事に上棟させていただきました。

台風の影響もあり、まさかのすっきりとした青空。

屋根の上の大工さんたちは「アチ~」とバテ気味でした。ありがたいです。

なんと言ってもこの眺め。棚田の緑が見渡せて気持ちいい。

屋根の上の大工さんたちから見える景色は、どんなものなのでしょうか。

 

夕暮れ。

二階のカウンターデスクから、この景色を望むのが楽しみです。

雨のお宅訪問

梅雨に入りましたね。

常に洗濯物の状態が、頭の片隅に居座る季節。

 

しとしと雨降りの中、2組のお客様と、OB様宅を見学させていただきました。

築7年のお宅。

深い軒のおかげで、雨が降ると、より落ち着いた雰囲気となるLDK。

屋根に守られている安心感。お庭の木の葉に雨が落ちると、森の中にいるような感覚です。

軒下のデッキのブランコも、子供さんがとても気に入っておられる様子でした。

玄関周りは、床の木がよい色に焼けてきて、優しく迎え入れてくれるような空間です。

暮らしをとても大切にされている様子を見せていただきました。どうもありがとうございました。

お皿の背景

楽しかった連休も終わり、お休みモードを忘れて一気にテキパキとした一週間。

さて、連休の間には窯元さんを訪ね、かわいいお皿をゲットしました!

お皿を手にした後は、一緒に買いに行った友人と、お皿に何をのせようかとあれこれ想像しながら、友人の住む都心のマンションへ。。。

ふと、ツルツルとした樹脂の食卓に置くと、おや?全く別の器のように見えます。

無垢板の上に陳列されていたので、なんだか雰囲気が違うね、と。

その後、どうやって食卓天板を無垢板に変えたらよいか、DIYでできないか、ご主人と頭を絞っていました。

 

素材の持つ微細な凹凸が、光を反射する様子が、自然素材どうしは似ているのでしょうか。

と、改めて木と土との相性の良さを実感した、連休でした。