間仕切り壁

LDKに間仕切り壁のご依頼をいただきました。

新築当初は広々ワンフロアで楽しまれていましたが、家族の成長とともに、より落ち着ける空間に、とのご希望でした。

学校のような雰囲気の間仕切りということで、腰壁を設けて杉材にオスモカラ―を塗装をしました。

模様の美しいデザインガラスを入れています。

ご趣味のピアノやバイオリンの色とぴったりと合う間仕切りになりました。

 

チルチンびと2017春号

-住まいは、生き方- チルチンびと2017春号が発売されました。

特集は ー金沢・このまちに生きる12人の女性たちー。

農家、芸妓、アートディレクターなど、多彩な女性たちがそれぞれの道に日々打ち込み、まちが魅力的に息づいている様子が伝わってきます。

また後半では、建築家・松本直子さんが家の美しさのポイントを解説されています。

気候風土に合った、伝統的な日本の家のよさと、四季を感じる暮らしの楽しみを、現代の生活に合わせてどう組み込んでいくか、家づくりの参考になる記事です。どうぞ本屋さんでお手にお取りください。

 

お引渡し

お引渡し目前のお宅。

アンテナやエアコン、カーテンレールの取り付けなど、最終の仕上げ工事と、気になる個所の手直し、清掃が行われています。

玄関から入ってきた業者さんが「お、木の家やな?木の香りがええなぁ。」とポツリ。

彩工房の家は、つくっている途中から、接着剤や塗装の化学物質の匂いではなく、木の香りに包まれています。

現場で木を削っている様子

 

何年か経つとこの香りも徐々に薄れていってしまいますが、しばらくは楽しめます。

今は美しいピンク色の木肌も、光を浴びていくことで、表面が徐々に黄色くなり艶と味わいがでて、100年も経てばお寺のような、濃い茶色に変化します。

無垢の木の家の経年変化、どうぞ末永くゆっくりとお楽しみください。

 

子供部屋の間仕切り

家ができて数年たち、子供も大きくなってきたので、そろそろ子供部屋に間仕切りが欲しい、というお問い合わせを、最近よくいただいています。

子供部屋は、はじめはフリールームとしてひろびろと、遊び場や趣味の部屋、一時的な物置として使い、お子さんが年頃になったら個室へ、というパターンが多いようです。

今回施工しているお客様も、お子さんが中学生に上がるタイミングでリフォームです。

書棚を2つ作り、間仕切りにします。棚の上は採光のためにガラスを張り、元々あった梁の上は壁にして塞いでしまいます。

これまで1階に置いていた子供の本も、これを機会に2階へ持って上がるのだそうです。

当初から間仕切る前提で設計してあるため、工事も簡単にできます。

書棚は将来的に外せるようになっており、いつか巣立つときに持って出ることもできます。

仲良し兄弟のため、間仕切り壁にも、2部屋を行き来できる扉をつけます。

このあたりの距離感は、お子さんたちの個性次第でしょうか。

書棚の部分は、クローゼットをご希望される方もおられます。

 

大工さんが一日で木工事を終えてくれました。あとはガラスと扉をつけて、壁を塗れば完成です。

上棟式

あっ!という間に今年もひと月が経ってしまいました。

ブログの更新が滞っております。。。

 

さて、先日は上棟式を無事に行うことができました。

 

お施主様からは、「現場が綺麗で嬉しいです」という言葉を頂きました。

そうです。うちの大工さんは、とってもきれい好きなのです。

いつもエアダスターで、プシュッ、プシュッと、こまめに掃除されていて、現場監督が大工さんから逆に叱られるほど。

 

そんな現場ですが、家づくり後半戦も頑張っていきたいと思います!

謹賀新年

みなさま明けましておめでとうございます。

 

和束町で施工中の現場では、年末に丸窓の下地が取り付けられました。

 

新年からは、いよいよ仕上げ工事が始まっていきます。

3月には見学会を催したいと思います。皆さまご参加ください。

それでは本年もよろしくお願いいたします!

プロフェッショナル

年末の気ぜわしい中、無事に上棟を終えることができました。

夕暮れ、作業を終えた大工さんは一言、「暑い、、、」。

見れば髪の毛も背中も、汗でびっしょりでした。

 

すぐに体を動かす、妥協しない、仕事に誇りを持つ。

いつもぽつりぽつり言葉少なく、背中で語る大工さん。

浮かんだ言葉は、プロフェッショナル。

到底及ばないけれど、私も目指していかなくては。

 

皆様よいお年をお迎えください。

チルチンびと2016冬号

-住まいは、生き方- チルチンびと2016冬秋号が発売されました。

特集は-灯をともし、薪を焚く暮らし-

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毎年人気の薪ストーブが特集に加えて、今回は蝋燭やランプ、マッチ、照明など幅広く紹介されています。

そう言えば本日、お客様手作りのステンドグラスのランプシェードが、新しいお宅でも使えないか相談に、アンティークのランプ屋さんに行ってきました。

町家に所狭しと吊り下げられた、乳白色の小さなランプシェードの数々。

昔はこれ一つで一部屋を照らしていたそうです。

昔の人は明るさの感覚が、現代の私たちと、遥かに違うものだったのでしょう。

 

今の家は明るすぎる!とお話しされたご主人。

海外と比べて明るさが好まれている日本ですが、私たちも、もっと暗さを楽しんでよいように思いました。

薪割の思い出

先日開催した薪割り大会にお越しいただいたお子さんが、保育園のカレンダーづくりに、薪割りの絵を描いてくださったそうです。

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斧で薪に割れが入っているところや、薪割の台など、細かいところもよく観察して描かれています。

うれしいなあ。ありがとう。

刻み

近々の棟上げを控えて、加工場では、柱や梁などの構造材を刻む作業が進んでいます。

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一本一本、木の癖を見極めながら、大工さんが木と木を接合させるためのほぞ穴を刻んでいく作業です。

ビスなどを使わずに、木を複雑な形に削ることで、木と木をがっちりと強固に接(つ)ぐことができます。

最近ではこれらの工程は、工場でコンピューターに任せ、ベルトコンベア式に行うことが一般的になっていますが、彩工房では、木の良さや癖、強度を一番生かすことができるのは、大工さんの知恵であると考え、あえて手刻みにこだわっています。

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棟上げはほんの1,2日で済みますが、そこに至るまでには大工さんの細やかな作業の積み重ねがあります。

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