謹賀新年

みなさま明けましておめでとうございます。

 

和束町で施工中の現場では、年末に丸窓の下地が取り付けられました。

 

新年からは、いよいよ仕上げ工事が始まっていきます。

3月には見学会を催したいと思います。皆さまご参加ください。

それでは本年もよろしくお願いいたします!

プロフェッショナル

年末の気ぜわしい中、無事に上棟を終えることができました。

夕暮れ、作業を終えた大工さんは一言、「暑い、、、」。

見れば髪の毛も背中も、汗でびっしょりでした。

 

すぐに体を動かす、妥協しない、仕事に誇りを持つ。

いつもぽつりぽつり言葉少なく、背中で語る大工さん。

浮かんだ言葉は、プロフェッショナル。

到底及ばないけれど、私も目指していかなくては。

 

皆様よいお年をお迎えください。

チルチンびと2016冬号

-住まいは、生き方- チルチンびと2016冬秋号が発売されました。

特集は-灯をともし、薪を焚く暮らし-

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毎年人気の薪ストーブが特集に加えて、今回は蝋燭やランプ、マッチ、照明など幅広く紹介されています。

そう言えば本日、お客様手作りのステンドグラスのランプシェードが、新しいお宅でも使えないか相談に、アンティークのランプ屋さんに行ってきました。

町家に所狭しと吊り下げられた、乳白色の小さなランプシェードの数々。

昔はこれ一つで一部屋を照らしていたそうです。

昔の人は明るさの感覚が、現代の私たちと、遥かに違うものだったのでしょう。

 

今の家は明るすぎる!とお話しされたご主人。

海外と比べて明るさが好まれている日本ですが、私たちも、もっと暗さを楽しんでよいように思いました。

薪割の思い出

先日開催した薪割り大会にお越しいただいたお子さんが、保育園のカレンダーづくりに、薪割りの絵を描いてくださったそうです。

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斧で薪に割れが入っているところや、薪割の台など、細かいところもよく観察して描かれています。

うれしいなあ。ありがとう。

刻み

近々の棟上げを控えて、加工場では、柱や梁などの構造材を刻む作業が進んでいます。

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一本一本、木の癖を見極めながら、大工さんが木と木を接合させるためのほぞ穴を刻んでいく作業です。

ビスなどを使わずに、木を複雑な形に削ることで、木と木をがっちりと強固に接(つ)ぐことができます。

最近ではこれらの工程は、工場でコンピューターに任せ、ベルトコンベア式に行うことが一般的になっていますが、彩工房では、木の良さや癖、強度を一番生かすことができるのは、大工さんの知恵であると考え、あえて手刻みにこだわっています。

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棟上げはほんの1,2日で済みますが、そこに至るまでには大工さんの細やかな作業の積み重ねがあります。

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名古屋研修

名古屋へ地域主義工務店の会の研修に行ってきました。

横内敏人さんの施工事例や、阿部建設さんの新しい住宅展示場などを見学させていただきました。

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阿部建設さんの展示場
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トップライトからの光が、手作りの美しい煉瓦を照らします。設計者である泉先生が、直々に説明してくださいました。

 

2日目は、左官の技術が自慢の勇建工業さんの展示場や、田中敏溥さんの設計による、エコ建築考房さんの展示場見学です。

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ガレージも格好いいですね!

 

研修が終わってふと見ると、隣は熱田神宮ではありませんか。

ここまで来てお参りしないとバチが当たると、早速参詣することにしました。

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迫力のあるお社の前までくると以前来た時のことがよみがえりました。

参道を南に向かうとありました、蓬莱軒。

ひつまむしの有名店です。最近では貴重なウナギを味わいました。

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やっぱりおいしい!とても充実した研修でした。

火入れ式

11月に入って気温がぐんぐん下がって来ました。

自宅ではようやく重い腰を上げて煙突掃除を終え、無事に薪ストーブシーズンへ突入しています。

 

週末に、お友達のお宅のお庭で、かまどづくりに参加させてもらいました。

古い瓦と土を使って、和風の?可愛らしいかまどができました。子供たちは「誰のおうち?」とやや不思議そうです。

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いよいよ火入れ式です!

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かまどを乾かしがてら、アップルパイを焼いてもらいました。

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夕暮れ時に、温かいりんごがねっとりとしていて美味しかったです。

ホイル焼きの豚肉もジューシーで、冷えた体に最高でした。

うーん、秋も楽しいですね!

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樹木選び

先日、ガーデンデザイナーの奥田由味子さんとお施主様と、植栽用の木を選びに園材店へ行ってきました。

ガーデニング大好きの奥様と、奥田さん。次々と現れる木に、これもいい、あれもいい、と、話が弾みます。

 

「少しテイストの違う木を植えたいときは、同じ視界に入らない様に、違う場所へ植えたほうがいいですね。」

「これは葉が広めだから、足元を隠したいときにいいかも。」

といった、適切なアドバイスが奥田さんから次々と繰り出されます。

「この木は花が綺麗だけど、家の周りの野山にいっぱい咲いているな。」と言う奥様に、「他でよく目にする木は他で楽しんで、家では違うものを楽しんでもいいかも。」

奥田さんと一緒に見て回ると、一つ一つの木の活かし方、楽しみ方が広がって、なるほどなー、と、感じる気づきがいっぱいです。

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シンボルツリー候補です。
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こ、この木も売り物かな、、?

 

ようやく全ての木を見て回り、気がつくと3時間ほど歩きっぱなしでした。

足の疲れとはよそに、たくさんの木を見て、気持ちはなんだかとても元気になりました!

鎧張り

日ごとに寒さが増し、温かいストーブやお茶が恋しい季節になってきました。
大工さんたちには作業にちょうどよい気温でしょうか?
現場では、最近珍しい、鎧張りで外壁を張っています。
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防火の関係から市街地では難しいですが、小屋のような味わいのある外観と、木の経年変化を楽しむことができます。

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ラフに、手作り感のある仕上がりをご希望のお施主様と、きっちり収めたい職人さんたちと、一つずつ話し合いながら、家づくりが進んでいます。

どんな家ができあがるでしょうか?完成が楽しみです!

 

上棟式

台風一過、秋晴れに上棟を迎えました。

よい家が出来上がり、ご家族が末永く健やかでありますように。

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屋根の上に見える、小さい屋根は、越屋根です。

ここの換気口を夏場は開けておくことで、涼しい地表面の空気が、基礎の換気口から壁の中へ入り、温められて壁の中を上昇し、越屋根の換気口から出ていきます。

お客様をお迎えする土間と、薪ストーブやキッチンへ続く土間と、2つの土間のある家。

家づくりはいよいよ本番です。