理想のお庭

先日開催した暮らしと住まいのセミナーで、講師の奥田由味子さんに、2名の方の理想のお庭をデザインしていただきました。

1件目は弊社でリフォームを行ったお宅です。

 

風情のある街道沿いに面したご両親宅、奥まった位置にあるご夫婦宅、そこをつなぐ広い駐車場に、なんとなく奥の玄関へと続く道をゾーニングして導きます。

道路から見たところ
道路から見たところ

 

畑仕事などに使用する流し台など、ごちゃついた部分を板塀で隠し、背景をつくることで、植栽を引き立たせます。

流し台を板塀で隠す
流し台を板塀で隠す

 

奥側から道路側を見たところ
玄関から道路側を見たところ

 

来客者や通りに向かって玄関の位置づけをはっきりとさせる、歩くところと駐車スペースを分ける、また農作業や家事をする部分と人が行き来する部分を分けることで、よりすっきりと落ち着いた空間となりました。

 

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2件目は今回ご応募いただいたお宅のお庭です。

まずは玄関回り。

借家ということもあり、地面を耕さずに、またいつでも移動できるように木で作った枠に土を盛り、植えていく方法をおすすめされていました。

道路から見たところ
道路から見たところ

 

玄関から道路側を見たところ
玄関から道路側を見たところ

 

次は家の奥にあるお庭です。

「大きな倉庫を子供の遊び場として活かしたい」「砂場がほしい」「池がほしい」「実のなる木」「ハーブ園」などなど、たくさんの夢が詰まったお庭を、奥田さんがイラストにしてくださいました。

お庭の図面と倉庫周り
お庭の図面と倉庫周り

 

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窓からお庭を見たところ

少し大がかりなウッドデッキとまではいかない、簡単なすのこを敷くことで、ぐっと子供が遊びやすい空間になりました。

ここでも木枠の菜園や砂場をつくり、果樹も楽しむことができます。

 

「どんなに小さいスペースでも、大きな可能性がある」とおっしゃっていた奥田さん。

こうしてイラストを眺めているだけでも、その楽しさが伝わってきます。

【チラシ設置協力店】町家ギャラリー りこさん、みたてさん

イベントのチラシを置かせていただいてるお店たちを、一つずつご紹介しています。今回も紫竹エリアが続きます。

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前回お伝えしたお店に続き、歩いて1分の場所にある、町家ギャラリー りこさん。

一目お会いしただけで、こちらも元気になるような笑顔で迎えて下さる店主さん(とワンちゃん)。

今回伺った際にはカエルにちなんだ作品が並べられていました。

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他にはない作家さんたちのユニークな作品ばかりで、掘り出し物がありそうな気配です。

ひとつひとつ見ていくととても時間がかかってしまいそうです。

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居心地のよさそうな畳スペースでは、少人数制のワークショップも開かれているそうです。

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りこさんのお隣には最近新しいお店がオープンされていました。こちらも今後が楽しみですね。

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もう一軒お隣へ進むと、みたてさんがあります。

チルチンびと80号でも紹介されている、お花屋さんです。

お店の中へ一歩踏み入れますと、、、目を汚すものが一つもない空気にうっとり。

山野草や野山の木々などが飾られていて、お花屋さんというよりは、野山の中いるような心地よさです。

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こんな贈り物を頂いたら、どんな気持ちになるんでしょうか。

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皆さまご協力ありがとうございました。今後も少しずつご紹介していければと思います。

【チラシ設置協力店】ズーセス ヴェゲトゥスさん、bread house Bambooさん、妃屋(kisakiya)さん

彩工房のイベントのチラシを置かせてもらっているお店をご紹介したいと思います。

今回は紫竹エリアを集中してお伝えします。

以前はそんなに目のひくお店のない住宅街のイメージだったかと思いますが、ここ数年の間に町家を改装して魅力的なお店が次々とオープンして賑わいをみせています。

どのお店も店主さんの個性や人柄が光り、すてきな街並み作り出しています。

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まずご紹介するのはズーセス ヴェゲトゥスさん。バウムクーヘンのお店です。

店内にはよい香りがいっぱいに漂い、バウムクーヘンを一本ずつ時間をかけて焼いていく様子を目の前で見ることができます!

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国産、低農薬、有機栽培の原材料にこだわっており、ふくらし粉を使わずに卵の力のみで膨らませているそうです。

店主の森さんの安心なお菓子づくりへの情熱が伝わってきます。

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バウムクーヘンにはかわいい模様つきで、手土産にも喜ばれそうですね。

 

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さて、お隣には、bread house Bambooというパン屋さんがあります。ご夫婦できりもりされているアットホームなお店です。

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こじんまりとした店内にはさまざまなパンがぎっしり並び、お客さんでにぎわっています。

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ベーグル、ハード系といった、個人的に好みのパンがたくさんあり、天然酵母のものもあります。

食パンもとっても美味しいです。

 

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お楽しみはまだ続きます。

さらにお隣に行くと、新しくレストランがオープンされていました。

こちらもまたご紹介していきたいと思います。

 

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そしてそのお隣に妃屋(kisakiya)さんという革製品とお菓子のお店があります。

ご主人が革製品を、奥様がお菓子作りを担当されています。

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お菓子は卵や乳製品を使っておらず、遠方から買いに来られる方も多いそうです。

店主さんのお子さんが遊ぶスペースも隣接していて、喫茶コーナーもあり、なんだか雰囲気は駄菓子屋さんのような。おもわず長居したくなってしまいます。

 

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そして最後に裏技(?)ですが、先ほどのbread house Bambooさんのパンを、妃屋(kisakiya)さんでワンドリンクオーダーすることで、店内で食べることができます。

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、、、すっかり紫竹を満喫してきました。

紫竹のチラシ設置協力店のご紹介、後半に続きたいと思います。

チルチンびと秋号

先日、チルチンびと2015 秋号が発売されました。

特集は「我が家の庭暮らし」です。

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116ページ「全国・作庭家リスト」に、弊社の物件でお世話になっており、また次回の暮らしと住まいのセミナーで講師もお願いしている奥田由味子さんが掲載されています。

みなさまぜひお手に取ってご覧ください。

京都鴨川建築塾で耐力実験を行いました。

ポリテクカレッジ滋賀(近江八幡市)で開催された京都鴨川建築塾に参加しました。

木構造について何度も講義いただいている山辺豊彦先生の解説を受けながら、木造住宅でよく使われる材料と木材の接合方法(仕口・継手)によって作製された試験体が、地震により壊れた結果を目視と数字で確認しました。

構造実験室で筋交いを入れた壁の破壊実験の様子
構造実験室で筋交いを入れた壁の破壊実験の様子

 

壁の上の方に強い力が加わると柱が持ち上がってしまう
壁の上の方に強い力が加わると柱が持ち上がってしまう

 

1.5トン位の力で押すと抵抗しきれず筋交いが壊れる
1.5トン位の力で押すと抵抗しきれず筋交いが壊れる

 

構造体が壊れるのを目の当たりにすると、木材の使い方や作り方によって大きく結果が変わってくることを体感することになり、現場での作業ひとつひとつが災害から住人の命を守ることに直結していることを改めて認識させられました。

 

梁材に取り付けられた柱材の引っ張り試験
梁材に取り付けられた柱材の引っ張り試験

 

仕口が破壊された様子
仕口が破壊された様子

 

圧倒的な地震力に対して木構造で抵抗するのは無理があって、いかにうまく壊れて地震力を逃していくか。

結局、住人の命を守るには、突然壊れるのではなく、構造体の粘りにより主要部分が守られるように造ることが大切であることを学びました。

家づくりの知恵に活かしていきたいと思います。

夏休みの自由研究

お施主様のお子さんに、夏休みの自由研究を見せてもらいました。
お父さんと共に現場の測量から手伝い、工事の様子や目にする素材を観察し、丁寧にファイリングしています。
解体した家の中からはネズミの死骸や昔のおもちゃ、貝殻などが出てきたそうで、こちらも大切に保管されていました。

4月に行ったセミナー「森のお手入れ体験」では枝打ちに参加し、枝打ちをすることで節のない木ができることをよく理解してくれていました。

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4月に行った枝打ち作業

 

施工現場では、“大工さんが木を削ると、中から節が現れた!”

フローリングの節の形と位置を観察して、“この板とこの板が同じ木だった”

などと、大人には考えの及ばない楽しい発見の数々を教えてくれました。

近くのお寺の床板の年輪を数えてみると、なんと380個もあったそうで、次はお寺が何年前に建てられたものなのか聞きに行く予定だと教えてくれました。

お父さんに手伝ってもらいながら、森で木が育ち、どのように建物に使われていくか、子どもの発想でよく研究されています。

研究は来年にも続いていくそうで、楽しみです。
また、薪割りや森林作業に遊びに来てね。

町家リフォーム佳境です。

連日の猛暑日を乗り切り、町家リフォームが佳境に入ってきました。

間取りはほぼ変更せずに、建物の一部を解体して新築、水回り、電気設備、内装などを一新、床暖房や太陽光パネルを導入、耐震補強もして、まさにリノベーションですね。

一階の様子。坪庭と通り土間の効果で、外の熱気とはうらはらに、意外にも涼しい風が吹き抜けていました。

 

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ほぼ完成した寝室です。

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新しい壁と床、天井が、歴史を持つ既存の建具や照明、梁に調和しています。

梁はお施主様がご自身で磨き、柿渋を塗られました。

 

床は杉無垢材にオスモカラーを二度塗りしています。

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壁はエコクロス貼りです。

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どんな家に生まれ変わるのでしょうか?完成が楽しみです。

 

「チラシ設置協力店」恵文社さん

彩工房では、様々なお店にイベントのチラシを置かせてもらっています。

そんなお店を少しずつブログでご紹介していければと思っています。

今回ご紹介するのは、恵文社一乗寺店さん。

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ご紹介するまでもないほどの、全国区で有名な本屋さんです。

アンティークの什器に、厳選して並べられた本が並ぶ店内の雰囲気は独特で居心地良く、老若男女、ご近所の人も遠方の人も訪れていつでも賑わいを見せ、情報発信の場ともなっています。

物販やギャラリースペース、イベントスペースも次々と増えて、彩工房ではイベントの会場としてたびたびお世話になっています。

イベント会場、COTTAGE
イベント会場、COTTAGE

住宅関連の書籍も充実しており、家づくりを考えるとき、ヒントに出会えるのではないかと思います。

リフォーム現場

リフォームの完成まじかの現場です。

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琵琶湖を見下ろせる畳のリビングダイニング。うらやましい!です。

部屋の隅にはご主人の衣類をしまうことができるクローゼットがあります。扉は杉でできたオリジナル建具です。

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キッチン側。廊下も一体化することで、広くて使い勝手のよい導線になりました。

作り付けの棚もたくさん作らせていただきました。カウンター下にはお酒好きのご主人の一升瓶とカップを収納されるそうです。

改修後の現場にお邪魔しました。

改修を終えた現場にお邪魔しました。

高齢のご両親のために段差と動線を減らし、介護がしやすいよう洗面所の位置を変え、フローリングに介護ベッドを設置。

日当たりの悪かった和室には、掃出し窓と物干し用のウッドデッキを新たに設置しました。

今まで使われていなかった部屋が生き生きとして、風の通りがとてもよくなり、建具の和紙や照明のせいか、どこか可愛らしい和の雰囲気になりました。

玄関も使いやすく一変。これまでしまってあった絵画も飾っていただいてありました。

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外壁もトタンから焼き杉へ。道路沿いのブロック塀は撤去され、漬物石や手水鉢を上手に使ってハーブの花壇やメダカの池までできており、一瞬どの家か分からなかったほどでした。

 

お施主様は助産師さん。病院や医療者の都合ではなく、母親に優しい、自然なお産を導いてくれます。

出産に疑問や不安のある方は、公益社団法人日本助産師会ホームページでお近くの助産師さんを探すことができます。

母乳育児の悩みは、滋賀県の場合、各地で行われているびわこおっぱい塾が強い味方です!