衣類収納

大規模リフォームをさせていただいたお宅にて、住まいは生き方「チルチンびと」の取材と撮影をしていただきました。

美しい町屋と、そこに暮らす素敵なご家族については、チルチンびと夏号で紹介される予定です。お楽しみに。

さて、以前にも脱衣場の収納事例をご紹介させていただきましたが、このお宅では、脱衣場の隣に衣類の収納スペースがあり、とても使いやすそうなご様子でした。

もともとお持ちの引き出しの上に、元家具職人のスタッフが作成した棚を乗せています。

棚にはジャストサイズの籠がすっきりと納まり、寝間着など脱いだ服をしまうのに、湿気がこもらずいいですね。

ハンガーパイプを渡したタイプもあり、帰宅後に脱いだ服を掛けられるようになっています。時計や帽子などこまごまとした物は、籠に収納できます。

こちらの収納スペースは、引き戸を開ければ縁側や廊下にもつながるため、お洗濯ものを縁側でのんびりたたむことができ、なんとも気持ちのよさそうな空間でした。

常緑樹

ガーデンデザイナーの奥田由味子さんと、お施主様と、造園屋さんと、お庭の木を選びに行きました。

落葉樹は比較的寒い地域の木。葉は薄いものが多く、秋には紅葉が、春には新緑も楽しめます。

 

白樺の枝を「アンティーク加工みたい。」とお客様。確かに!「枝もお部屋に飾って楽しめるよ」と奥田さん。

 

葉や花、実などに様々な特徴があり、皆さん割とすんなりと決まるのですが、悩んでしまうのが常緑樹。

常緑樹は、スギやモミなどの針葉樹を除くと、てかてかツヤツヤの葉が特徴の、いわゆる照葉樹林に属する広葉樹が多くなります。

昔の庭木には、ツバキやサザンカ、アセビ、キンモクセイ、ツゲ、沈丁花、モッコクなど、てかてかの葉の木が好まれて植えられていましたが、柔らかい印象を求める近年はあまり人気がありません。

しかし、目隠しをしたい部分には、どうしても何本か常緑樹が必要になります。

今回は、比較的葉の薄いハイノキと、プリペットを数本ずつ混植することに決まりました。

ハイノキは以前のお客様の玄関先にも植えた、柔らかい印象の木です。

 

間仕切り壁

LDKに間仕切り壁のご依頼をいただきました。

新築当初は広々ワンフロアで楽しまれていましたが、家族の成長とともに、より落ち着ける空間に、とのご希望でした。

学校のような雰囲気の間仕切りということで、腰壁を設けて杉材にオスモカラ―を塗装をしました。

模様の美しいデザインガラスを入れています。

ご趣味のピアノやバイオリンの色とぴったりと合う間仕切りになりました。

 

チルチンびと2017春号

-住まいは、生き方- チルチンびと2017春号が発売されました。

特集は ー金沢・このまちに生きる12人の女性たちー。

農家、芸妓、アートディレクターなど、多彩な女性たちがそれぞれの道に日々打ち込み、まちが魅力的に息づいている様子が伝わってきます。

また後半では、建築家・松本直子さんが家の美しさのポイントを解説されています。

気候風土に合った、伝統的な日本の家のよさと、四季を感じる暮らしの楽しみを、現代の生活に合わせてどう組み込んでいくか、家づくりの参考になる記事です。どうぞ本屋さんでお手にお取りください。

 

お引渡し

お引渡し目前のお宅。

アンテナやエアコン、カーテンレールの取り付けなど、最終の仕上げ工事と、気になる個所の手直し、清掃が行われています。

玄関から入ってきた業者さんが「お、木の家やな?木の香りがええなぁ。」とポツリ。

彩工房の家は、つくっている途中から、接着剤や塗装の化学物質の匂いではなく、木の香りに包まれています。

現場で木を削っている様子

 

何年か経つとこの香りも徐々に薄れていってしまいますが、しばらくは楽しめます。

今は美しいピンク色の木肌も、光を浴びていくことで、表面が徐々に黄色くなり艶と味わいがでて、100年も経てばお寺のような、濃い茶色に変化します。

無垢の木の家の経年変化、どうぞ末永くゆっくりとお楽しみください。

 

子供部屋の間仕切り

家ができて数年たち、子供も大きくなってきたので、そろそろ子供部屋に間仕切りが欲しい、というお問い合わせを、最近よくいただいています。

子供部屋は、はじめはフリールームとしてひろびろと、遊び場や趣味の部屋、一時的な物置として使い、お子さんが年頃になったら個室へ、というパターンが多いようです。

今回施工しているお客様も、お子さんが中学生に上がるタイミングでリフォームです。

書棚を2つ作り、間仕切りにします。棚の上は採光のためにガラスを張り、元々あった梁の上は壁にして塞いでしまいます。

これまで1階に置いていた子供の本も、これを機会に2階へ持って上がるのだそうです。

当初から間仕切る前提で設計してあるため、工事も簡単にできます。

書棚は将来的に外せるようになっており、いつか巣立つときに持って出ることもできます。

仲良し兄弟のため、間仕切り壁にも、2部屋を行き来できる扉をつけます。

このあたりの距離感は、お子さんたちの個性次第でしょうか。

書棚の部分は、クローゼットをご希望される方もおられます。

 

大工さんが一日で木工事を終えてくれました。あとはガラスと扉をつけて、壁を塗れば完成です。

上棟式

あっ!という間に今年もひと月が経ってしまいました。

ブログの更新が滞っております。。。

 

さて、先日は上棟式を無事に行うことができました。

 

お施主様からは、「現場が綺麗で嬉しいです」という言葉を頂きました。

そうです。うちの大工さんは、とってもきれい好きなのです。

いつもエアダスターで、プシュッ、プシュッと、こまめに掃除されていて、現場監督が大工さんから逆に叱られるほど。

 

そんな現場ですが、家づくり後半戦も頑張っていきたいと思います!

謹賀新年

みなさま明けましておめでとうございます。

 

和束町で施工中の現場では、年末に丸窓の下地が取り付けられました。

 

新年からは、いよいよ仕上げ工事が始まっていきます。

3月には見学会を催したいと思います。皆さまご参加ください。

それでは本年もよろしくお願いいたします!

プロフェッショナル

年末の気ぜわしい中、無事に上棟を終えることができました。

夕暮れ、作業を終えた大工さんは一言、「暑い、、、」。

見れば髪の毛も背中も、汗でびっしょりでした。

 

すぐに体を動かす、妥協しない、仕事に誇りを持つ。

いつもぽつりぽつり言葉少なく、背中で語る大工さん。

浮かんだ言葉は、プロフェッショナル。

到底及ばないけれど、私も目指していかなくては。

 

皆様よいお年をお迎えください。

チルチンびと2016冬号

-住まいは、生き方- チルチンびと2016冬秋号が発売されました。

特集は-灯をともし、薪を焚く暮らし-

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毎年人気の薪ストーブが特集に加えて、今回は蝋燭やランプ、マッチ、照明など幅広く紹介されています。

そう言えば本日、お客様手作りのステンドグラスのランプシェードが、新しいお宅でも使えないか相談に、アンティークのランプ屋さんに行ってきました。

町家に所狭しと吊り下げられた、乳白色の小さなランプシェードの数々。

昔はこれ一つで一部屋を照らしていたそうです。

昔の人は明るさの感覚が、現代の私たちと、遥かに違うものだったのでしょう。

 

今の家は明るすぎる!とお話しされたご主人。

海外と比べて明るさが好まれている日本ですが、私たちも、もっと暗さを楽しんでよいように思いました。